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05・NEW FACE IN JAPAN
FREDERICK

Vo.片岡健一、B.岩島篤、G.柳川正、Dr.富沢裕之。今さら新人とはおこがましいが、だからこそ紹介したい“フレデリック”は、88年2月、メジャーの話もあったロンドンタイムスを一端白紙に戻し、片岡・岩島を中心に8年来(!)という旧友を集って新たに結成したバンドで、全員が26歳。気心も知れているだけに結束は固く、又肩の力を抜いたリラックスした姿勢は、逆に伸び伸びとした雰囲気を作り出している様だ。ロンドンタイムスの頃の持ち味を生かしつつ、よりソリッドに、シンプルにまとまって来たサウンドは、メンバー曰く“原点に戻った”音。R&Bのノリを生かし、初期ビートルズを彷彿させる60年代のブリティッシュ・ビートを多分に取り入れたサウンド。もちろん彼ら流に噛み砕かれた、オリジナリティの溢れるモノであることは言う迄もなく、肉迫する内面感情を爆発させるVo.片岡の存在感は、相変わらずモノ凄い。又、メンバーの演奏力も日増しに強力になっている。焦りは無くなったと語る彼らは、振り返って、ビートパンク系の波に乗らなかった事を今は良かったと感じている。盛り上がった均一化してしまったシーンを一歩離れて見詰めている。バンドとしてのテンションを高める=高まった感情で一気に突っ走るという姿勢のもと、事実上全くのゼロからのスタートを試みる彼らの姿は、清み渡る青空の様に限り無く広がっていた。かつてのファンも、全く知らない人も、一度は体験してほしい新バンドだ。
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